20151027 雨

ニュース

介護中に家族を殺害した元看護師のニュースがテレビ報道であった。
顔が極限の疲労がある犯人の女性をを見ながら、ものすごく可哀想に見えた。勿論殺害は悪い事だ、決して許される行為ではない。多分何らかの引き金でストレスから性格が変化してしまったのだろう。。
人間は自分が幸せでないと介護を出来ない。
幸せの条件に相手を少しでも労る深い介護の意味が心に沢山ないと出来ない。単に利害だけでは、人命に尽くす事など出来ない。
つまり愛がないと医療にも医学にも意味がない。根底を支えているのは深い情感なのである。自分なら助けられるという決意。
最悪な状況の相手を救うには、神が王に仕えるぐらいの決意が必要になる。マザーが良い例だ。
生半可だと相手を初めは助けたいと思って初めても、途中で憎くなるものだ。
世の中そんな立派な人間は沢山いない、人間は不完全だから御互いに助け合いながら なんとか日々を暮らしているにすぎない。本当に可哀想になった。毎日献身的に介護をして結果性格的には、もう介護をできる状況ではなくなっていたのだろう。家族を殺害する前に、介護を放棄し休めば、なんとか冷静さを取り戻せただろうに。殺害も怒りも単なる状況を甘く考えてでの悲惨な結果でしかない。弱者に怒りを感じるのは、精神異常者に近い。通常はその前に、自分のしている行為に自らに痛みを感じるものだ。

こうした報道をする時は、もっと沢山の成功事例を出すのが報道の役目だと思う。成功事例を出す事で、人はできるかもしれないと希望を持つ。

結局は報道なんて、たいして知りもしない人達が勝手に騒いでいるだけだと痛感する。

多分もう…みんな気がついている。テレビの限界を。新聞ですら、深いことは書いてない時代だ。 軽い思考の時代になったと今更ながらつくづく思う。

私の知るケアマネージャーの方も介護をする人もスタッフも…とても良い人達だった。何度幾度となく助かったと感謝したかしれない。
そうした意味では、こうした報道は下品極まりない失礼な内容だとつくづく思う。。