20150901 曇り

NHK・NEWS

スポーツ
佐野氏 使用例の画像 無断転用認める
2020年東京オリンピックのエンブレムを巡り、アートディレクターの佐野研二郎氏が、審査の応募資料として提出した空港や街中でのエンブレムの使用例の画像について、佐野氏が大会の組織委員会の調査に対してインターネット上に掲載されていた画像を無断で転用していたことを認めたことが分かりました。


…だそうです。

スタップ細胞についで、アートの業界でも、デザインや材料の盗難使用コピーが問題とされている。
出来心とはいえ、企画作成の段階で画像やアイデアの使用許可がないにも関わらず、発表して平気だったのは、社会的に1人の人間として彼の道徳観に問題がありすぎる。

まあ、昔は大学の講師などは学生のアイデアを自分の論文にして平気な顔をしていたのは、チームとしてテーマが一致していた事と、チームの代表者の教授が研究費や社会的責任を請け負っていたからだ。

だが、チームでも学生とは違い同じ社会的責任があるアーティストから無断で盗用する事は、完全に間違いな不道徳な行為だ。

そうした意味でとても残念な結果だが、これもまたオリンピックだからこその、何らかの圧力があるのも当然。マスコミに騒がれるのには、ある意味ではストップをかけられなかったアーティスト自身にも問題がある。

エンブレムのデザインに 理解をしめして貰える内容を言えなかったのは、コアに自分のアイデアだと言えない内容の浅さがあったからで、苦悩して制作したデザインには多面的に意味がある為に、表現として他者に完璧なまでに説明できる。
マスコミにエンブレムの表現をちゃんと説明できなかった時点で、自分のアイデアだと言えない何らかの問題を抱えていたのは事実。
他者のコピーを理解するのと、作品をちゃんと説明できるのでは全く違う。だいたい学生の時代に、講師や教授にテーマに対して質問されてとことんしつこい疑問に確実に解答したり答えに苦しむ仮定があり、それで作品が本人のものである確実性が生まれる、ある意味では訓練されているはずの部分が全く全然出来ていない。そこが先ずは変だと思う。
疑われて当然だが、事実は今のところまだ解らない。マスコミは、事実に完全にもとづいて報道しているとは言えない。何故なら、マスコミにアートが解る知的能力もあまりないからだ。そこは、仮にちゃんと抑えていても、今回は残念な結果になってしまった。
本来アートとは、そんなに浅いものではないから、抽象的になればなるほど理解者は減るが、やはり理解できる表現は、他のアーティストがない個性が必然的に存在しているからだと思う。
アインシュタインは社会的にほとんど理解されなかったが、彼にしか出来ない内容だったから評価された。後は検証はできるほど完璧だったからだ。
今回どちらにしても、素晴らしいエンブレムだったが、素晴らしいという相手を間違えたような気持ちになるだろうが、彼が才能がある事は、間違いはないと思う。
だがちゃんとデザインを自分の中で消化されていなかった事が一番の問題点だったのかもしれない。

コピーは直ぐにできるが、アートはコピーそのものが実は本人以外には出来ないのだ。

コピー出来ないからアートとも言える。
知的財産を社会に言えるかどうかは、つまるところ仕事の内容にかかっている。
やっぱり仕事で楽したら、駄目ですね!(笑)
だいたい、マスコミに騒がれて動揺したり逃げたり気にする程度では、アーティストではない。
だいたい新しく産み出した作品に対して、とやかくいう相手に対して毅然とできるはずだ。
そこが先ずは問題なのかも。
結果、相手に失礼がありすぎるマスコミに、失礼がないように対応できるかどうかかもしれない。
失礼だと相手に激怒される、マスコミはいつも視聴者に社会的責任ある人に毎日叱られまくっていることも踏まえて改めて記事を読みたい。
人に罰を下す人には罰を下されるものだ。

ある意味では罰を下して儲けているのだからこそ、特別私はこのNEWSでそれで儲かる訳でもないことも踏まえて、冷静に記事を読みたい。

その場の安い浅い考えの同情と正義感は、最後は無駄に高くつくからな。

世の中とかく流されやすい人は沢山いるからなぁ。。

テレビのNEWSでは、専門家の理解は得られたが、国民の理解は得られなかった、と言っていた。

これからはオリンピックでは、国民に子供でも理解しやすい単純なエンブレムでなくては許されないのかも…?しれない。

時代に選ばれないとデザイナーが生きていけない典型的な例かぁ。