20140921晴れ

今日はAmazonで注文した
仕事関係の本(経営者サイドの本)三冊目が届いた。まだ全部読んでないが、つまみ読みすると、なかなかやっぱり面白い。 ここに行きつくきっかけになった人がいるのを読んで、そちらのほうも実は興味津々になっている。忙しくなると、余計に読書は楽しくなるものだなぁ〜と思う。
時間が余裕あると、あまり読書も感動しないものだね。
昨日は安売りDVD映画で、自分らしくない映画を購入した。
トロールハンター」である。ニセ科学っぽい(笑)
絵本のトロールは奇妙な顔でムーミンのミィが近い姿の妖精だが、この映画に出てくるトロールは不気味な姿で現代では理解された生物であり、多少は生態が学者に把握されかかっている国が機密扱いしている特種な珍獣動物で、画かれている。
およそ、その姿に可愛らしさはないが。
それより恐怖感を感じる生き物にしか見えない。 ハリーポッターに出てくる屋敷僕のような人に近い知性も一見ないように見える。(見た目では、解らない事だが)
ストーリーの展開でとても面白いのはクリスチャンを本能的に殺すという能力をなぜか与えられていることだ。クリスチャンの血に誘われて罠にかかるのだ。トロールはクリスチャンを襲撃しては生きている動物なのだが、吸血鬼のように光と紫外線に弱い。トロールは闇の生き物だと映画で表現されているのが、そこだけ?とても古典的な設定だ。
このトロールの設定は、やはり神に長い歴史の中で敵対してきた生き物だと解るようになっている。何が善悪であり、何が正しいかを科学の出現によって盲目になり混乱した時代に、トロールは現代でも、いまだにクリスチャンだけをどんどん襲うのだ。
そのトロールを保護したい生き物の命を守りたい獣医師と国。
そのトロールをハンターする事を生きる糧にする危険な仕事をするハンター。トロールを取材してハンターと一緒に追い続ける若者達。
最後に巨大なトロールが出現し、人のルールを守らない事で結局はハンターに殺されてしまう。
一番の頂点にいるヒトは、トロールを憐れみながらコントロールできずに殺すしかなくなるのだ。トロールの歴史は昔から神の力クリスチャンに迫害され敵になり、現代でも権力者に殺される。 要するに、ずっと共生できない生き物としての殺戮が繰り返され許されている歴史をなんとか怯えながら今日まで、いきのびてきた謎の動物になっている。

最後までトロールは、殺されつづけ映画は終わるのだ。
なんだか、とても物悲しいせつない内容だった。

この映画を見て、本当の正義というものを偉そうに語れる人は、いないだろうと思った。
そのヒトの愚かさ、せつなさ。
そう思わせる
そこが
映画として一番美しい瞬間なのかもしれない。

本当に、誰も幸せにならない映画だった。
謎だけを残して、…それが唯一の救いかもしれない。