メモ

分裂と崩壊[編集]
最も早期に発見された周期彗星の一つであるビエラ彗星(3D) は1846年の回帰時に2つに分裂し、次の回帰である1852年には双子の彗星となって現れたが、その後は2度と出現しなかった[6]。その代わり、本来彗星が回帰するはずであった1872年と1885年に、1時間当たりの出現数が数万個にも達する壮大な流星雨が観測された。この流星群はアンドロメダ座流星群と呼ばれ、毎年11月5日前後に地球がビエラ彗星の軌道に突入するために起こる。21世紀初頭ではほとんど出現はないが、稀に突発的な1時間当たり数十個の出現が観測されることがある。ビエラ彗星以降も、太陽からの輻射熱や物理的作用により、分裂あるいは崩壊、消失した彗星は、多数観測されている。
彗星のさまざまな様相変化の予想は難しく、彗星核の崩壊や消失に関する理論的な研究はあまりなされていない。しかし、国立天文台の福島英雄らの観測・研究グループによれば、近日点通過前の彗星頭部の崩壊前に極めて特異なコマ形状を共通して示していることや、光度観測により色指数(V-I) の変化が特異であることが報告された(2003年春季天文学会)。実際には彗星の頭部がY字やT字型からおむすびのような形に変化していき、集光も薄れ消失するのだという。また、この発表では、近年の彗星の中でこのモデルに合致した物としてはSWAN彗星 (C/2002 O6) が挙げられ、普通の彗星のコマと違い三角形の形状をしているという報告がなされた。また、ヘーニッヒ彗星 (C/2002 O4) も同様な消滅過程だと報告された。
衝突[編集]
シューメーカー・レヴィ第9彗星が木星の南半球に衝突して形成された黒い衝突痕。
彗星の中には、太陽に飛び込む[33]、あるいは惑星やその他の天体に衝突するなど、より劇的な最後を迎えるものもある。彗星と惑星や衛星との衝突は太陽系の形成と進化の初期にはありふれた出来事だった。たとえば地球の衛星である月の膨大なクレーターの一部は、彗星が衝突したことで形成された。


(呟き)
こう衛星みたいな軌道の変わった彗星やあんまり輝かない彗星も実はあるらしい。古典では天変地異と危ない予兆と宗教ではよく言われた彗星だが現代では天体の単なるショーですが、まあ昔はよく墜ちてきたので怖かったのだが、つい現代では最近はあんまり墜ちなくなったから怖くなくなってしまったねぇというだけみたいです〜。月をみるとクレーターで墜ちてた後こうなったという証拠は双眼鏡で確認して見れるわけですね。ちなみに天文基礎本にも彗星は詳しく掲載されていません。天文ショーで綺麗と思うのと、光って墜ちてくるぞ神様!助けてというのでは、かなり感性が違うよなぁ〜。
墜ちてはいるがたいしたことない天国の時代に(今のところ)生きていられるのは本当にありがたいものですね。昔の人は大変だったんだなぁ。