20130902雨

アニメーションの宮崎作品は長編はもううちきりだそうだ。
長い長い間、宮崎作品を真剣に見てきた。
そういった人生でつき合いの長い大好きなアニメーションだった。
原画の色彩が好きだった、柔らかい空間の不思議な世界は初めて見た時、沈黙してしまった。
温かいデッサンは風そのものが見えた。完璧に見えた、生きてみた漫画で感動し沈黙した作品は本で見たデッサンでのナウシカだった。
宮崎作品の中で最後まで素晴らしいのは自然の風の香りが感じるからだと思う。空を体感できる作品は本当に多い。
唯一ポニョだけが風ではなく海だったが、本当に面白かった。
ポニョが知り合いに似て見えた瞬間があった。
そこまで身近な存在になっているポニョが不思議だった。

アニメーションは、見る対象の創造力を利用して生まれて命を与えられる、ポニョはそういった意味ではとても特別なストーリーになった。
何回見ただろうか、疲れはてるとポニョを見た。 なんだろう?とても気になる作品だった。

それでポニョに似た人に連絡を久しぶりにとったりした。

沢山の置き忘れた大切なかけらを探すように、そこから繋がる糸をたどり引っ張った。

引っ張ったその糸は、物理学者に繋がっていた。

また疲れはてると今度はアインシュタインロマンを見た。何回も繰り返し見た。 そして…ポニョを見なくなった。

多分無意識に癒やされる何かを求めて宮崎作品や物理になっているんだと思う。