20150928 晴れ

とても気持ちがいい一日。 朝から、お寺の御勝手の手伝いの一日。近所の奥さん達と御膳の料理を造る、久しぶりに造るお煮しめと酢の物、ご飯に味噌汁、持ち合わせた漬物、用意されて頂いた煮豆と漬物があり、伝統的な日本食。私は久しぶりに手伝いをした。勿論、奉仕での無給である。御参りには年配者の方々ばかりで、かなり少ない。昔は仏教婦人会があり、かるく30人以上は近所だけで集まったが、今は高齢者がいなくなり、御参りも寂しい状況になりつつある。この先に行事を継続できる人は、ほとんどいなくなる。世代が替わり、常識も変わり… それでもなんとか共存していかなくてはいけないのが現実だが、仏教は現実御布施が高いし付き合えるほど、優しい金額ではない。5人に1人飢えている子供達がいる日本に、簡単に付き合える宗教ではなくなった。給料が上がらない社会で仏教は敷居が高い宗教なのだ。こうして多分…高給取りだけが御寺とコミニュケーションができる格差状態になるんだろうと思う。
逆に言えば沢山の人々に棄てられる可能性がある宗教文化となったのだ。
そうした事をちゃんとお寺は理解しているのか?つい最近は打開案でかテレビ番組になったりしている。この時代に求められる能力を今は宗教にも求められているんだろうな…。実際にもし仮に私が自宅や車のローンを抱えて、日々育児をして慌ただしく暮らしていたら…御寺にいく意味を見いだせない。御寺は何らかの暮らしの助けにならないからだ。
人は年代関係なく、御互い様で協力できないと、長い信頼関係性は保てない。話は変わるが、毎日家事を1人でしているとこうした御寺での集まりで料理を造る機会はとても楽しい。料理教室みたいだ。なんとなく空気が古き良き日本の懐かしい温かな感じがする。
とても良い一日になりました。