20150519雨

庭に小さな蘭が咲いた。
去年より沢山の花をつけた。
朝の薄い空の青さに ゆっくりと雲が雨がくるよと姿でささやく。

話すように
空に雨だねと心で答える
そこには
音はないが
見えてできる会話だ。
空は毎日私達 人間に音なき姿で伝えるが 何人の人がこの空から優しい声を聴けるだろうか？

日頃なんでも理解しているという気持ちの傲慢さを、あっさり否定してくれる優しい広大な空に、愛を感じる。

この脆い地球で
限りなく奇跡に近い生命を与えられて…。

その事に気がつかないことは、人生にとって最大の不幸であることを…
空は…いつも優しく教えてくれる 。

身を小さくし
惨めに縮こまり
雑草の小さな花に
天国からの愛を知る

科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)