祈り

実際に現実には月に
そう 意味のない行為だと思いながらも、
それでも祈る気持ちが、やまないのは多分そこには、もっと深い何かがあるのだろう。

無論観測する目的意識があった場合と、月の神秘とは なんら同じでありながら行為は無関係なことなのだが…。

二つの違う思いを育てたのは、自分の感性なのだけど。

ただ
今夜みた月には
ウサギは、いなかった。

そうした時に
ふと…時間が確実に
月のimageを
以前と違うようにしてきた自分がいる。

昔みた幻想的な
神話の童話の月は
記憶の中で、だけ
輝いている。