20130909晴れ

久しぶりに晴れた。
頭痛が酷い、本当に今年は体調が悪いのです。
もやもやした気持ちがある原因は理解しつつ、以前から興味あった本を読む。(頭痛には読書が効果的(笑))
一年間を百万円で暮らす人
以前も路上生活者の実態を読んで結構驚いたのは
糖尿病患者の多さである。余り物残飯である弁当は糖類が多くカロリーも多く、決して飢えているわけではない事。
あまり困っていそうに見えない。
一年間百万の予算で暮らす人も自由を選び労働を捨てただけで全然やはり飢えていないケースだった。

要は勝ち組を捨てた人達の幸せな生活を読む本なのだが、ものすごく日常を丁寧に生きている。
勝つ負けるは単に世の中が二者選択にすぎない単純化した解釈と区分けであり、そういった単純化した事は横において、富む貧しいも横において、当たり前を受け入れて生きる事を受け入れていられる人はごくわずかだ。

つい最近思うのは
幸せとはいったいなんだろう?という事 。
そんな時にこういった一風変わった暮らしの人物の本を読むのはとても良い刺激になる。

本の内容の一文に私は一応以前は勝ち組と言われた部署や立場にいたが、身体は蝕まれ視るからに痛々しい姿で、生きていた自分を鏡に見てがく然とした事があるという内容があった。
こういった生き方は良くないと…
私も以前そうした体調の時期があったので、理解できた。
人生はうまくいっても内臓はぼろぼろである。
どうにか心豊かに暮らす方法はないものだろうか?といまだに考えている。彼らはとても良い幸運なケース成功例でしかないが、毎日勝ち組をテレビで見せつけられ、それを目指すのが当たり前みたいな社会風潮にのれない自分としては、まあこういった暮らしはできないものの、いろんな参考になる。

心理学を以前やっていた動機はすべからず人がやらなくてはいけない事がある環境で自分を奮い立たせる為にも有効な行動実験で手段ではあったが、かなり結果はよく満足したが、実験は人の個人的な幸せを教えてはくれない。
神がこの道が正しいと教えてくれないように。

だが生死を身近に感じているストレスが高い環境とあまり考えていなくて日常を楽しむ感覚とでは
生き方はかなり違うし人生での判断力もかなり違うものになる。

価値観や考え方の違う人はいろんな面で自分と違うので、楽しいと思う。
今はピタゴラスアインシュタインなどで、別の感覚で暮らしているが、
(以前と違い好きな分野が変わったので)要は自分にあった暮らし方をこれから出来たらいいなぁと思っている。

一つ理解したのは、富む時に知る味の記憶は貧しくなっても消えないという事で、知性もまた富む貧困に関わらず身体で知った事とは増えも減りもしないという事。

何でも単純化して決めつけないほうがいいと改めて思った。

よく絵を描くので美形が好きなんだろうときめつける人がいたり、単純化してよってくる人がいるが、そうした人にはよく理解してもらえそうにないので適当にスルーしている。だから私に多分よってくる人は、自分と他人が別の人間である基本が理解できている人だと思っている。
個性を受け入れて喋ったり自分を出して自分の言葉で喋ったりするのは、大人には実はハードル高い事だ。そうした意味で友達や長くつき合いきた人達は大切だなぁとあらためて実感している。

今の仕事も雑貨屋だが一番のやりたかった事は気軽に美意識のあるライフスタイルを目指すお客様への奉仕であり、提供である。本質的に金儲けではない。だから金がほしい人はあんまりよってこない。ありがたい幸福な事だと思って感謝している。 勿論金をかりたいなら、銀行にいくよう説得するし、絶対にかさないが。自分からトラブルの種は蒔かない。
世の中には沢山単純化しすぎて良くない事が沢山あるね。

久しぶりに楽しい読書だった、あらゆる人の本を読むと本当にさまざまな生き方をしている。
いろんな人がいて世界があるからいい。
きっとオリンピックもあんまり見ないだろうと思う。
ヒットドラマは冷めて見ている。半沢ドラマをつきあわされみているが、それだけ世の中下克上したいほど、日常にストレスフルな人が多くてスッキリしたいんだなぁと思う。
あんな上司も部下もそこらへんにはちっともいないしーテレビだなぁ。
気分的にその気になりやすい人には、とてもいいのかも。ちなみにアドレナリンが多く攻撃的で私情を入れて考える嫌味な
怒鳴る怖い上司は私は嫌だ。
もっと冷静沈着でゆとりがある一見のんびりした人がいい。

本当に仕事できる人はあんな興奮していないし。
見たことないしテレビだ、何が面白いんだろうか? 主人公が嫌い。
会社に吠える虎を一匹おいて労働したい社員は多分いない、変態ドラマにしか見えない。
それともそれが美徳とされる社会なら奴隷以下だ。強いものにやみくもに追従していくだけなんて単に思考停止でしかない。軍隊じゃあるまいし。
これじゃあ、いつの間にか戦争に突入した昔の日本と一緒。恐ろしく思う。
なんなら、家庭内事情に介護も育児も家計簿や会計も出して現実的なドラマを作ってほしい。
世の中の普通の奥さんは今や現実旦那様より昔より断然確実に多忙なのだ。仕事して家事をして介護して、勝ち組主人公を見せられてたまったもんじゃないよ。
日本人は病みやすいのが本当によく解るドラマだ。
自己満足するなと言われるのは嫌なのでテレビはあんまり見ないほうがと思う。。