被災者支援

東日本震災のボランティア支援のテレビを見た。
救う人達の頑張りと努力が番組になっていた。
突然津波で自宅を流され、死にものぐるいで助かっても、自宅も家族もなくす人達。経験したことはない壮絶な経験をしている人達。それを救う為に可能性を考えて支える支援の方々。
そうした人達が日本にいて、真剣に活動している。番組の途中で支援団体に市の職員が怒っていた場面があった。

簡単に言わないでくれよ!(怒)
それは、支援の相手に不満があった訳じゃなく、いいようのない、なかなか出来ない状況を腹を立てる気持ちが言わせていた。そのイライラがある言動を後半支援者に謝罪していた。
結構激しいやりとりをしているのが、凄く意外だった。そうした熱い人しか人を救えないのかもしれない。そうだよな、なんか納得した。

簡単に言わないでほしい
それは、被災者一人一人に対して真摯に思いやりをもち行動してきた人に対してなにか配慮がない言動の鈍感さが支援者にあった為だった。
人間は機械や荷物ではない、ああしろこうしろと指示して、ハイそうですねとは言えない。
不思議だったのは、そうした怒りを持つ人と、勿論親切な支援者には、凄く違う感覚が存在していた。優しい支援者ほど、なぜか感覚的に何かが鈍いのだ。欠落しているからこそ、ぶれない支援活動ができるのだろうか?
何が支援者の内に、ないのか、イマイチはっきりしないまま番組は終わった。簡単に言うと相手に対する想像力というものかもしれない。