月夜はないので

天文ガイドを見ていたら、テレビでアバンギャルドの、岡本太郎のドラマを放映している。
思わず見ています、(笑)岡本太郎は若い頃から好きでした。彼のいきざまに結構ひかれていました。

この人は熱い人に見えますが…本当は奇妙に冷静なのです。
そして奥さんは、いつもその岡本太郎にふさわしく強い女なのです。いつも芸術家、岡本太郎に向き合っている彼女の生き方は…素晴らしくて言葉に説得力があります。本気なんですよね。
愛し合うという「合う」とは魂が共有する部分が確実にある事を意味します。
その言葉がピッタリの夫婦ですね。
岡本太郎に似合う言葉は「生命」だといつも思います。

生き生きしているんですよね〜。
全てが。

彼の写真は
素晴らしいんです…。感動しました。

そして岡本太郎の感性と知性は、わかる人にしか理解出来ないと思います。

縄文文化から息づいた、日本人の血が彼に 宿した魂によって表現された芸術は見るものに強さすら教えますね。

愛憎といいますが
違うと思います。

命をあずける事が出来る愛する人という意味だと思うんです。
憎いなんて、まだ可愛い程度です。

少なくとも
私は愛とは、それが真実だと…。
信じたいですね。

姑や舅を介護して難病とともに戦うと、夫婦とか舅とか姑とか立場なんて、形なんて…どうでもよくなります。
喧嘩は当たり前綺麗事なんてできません。言葉も選んでいられません。罵倒し、棒で小突かれ、認知症状の酷い舅と戦い
その舅がありがとうという…そして命をどうするか預けられた決断を預けられた時に …
本人が、決められなくなった時に…

それでも私を信頼し預けている舅に
愛を感じました。

岡本太郎の奥さんは 幸せだったと思います。
死ぬまで愛せたのは 理想的で…尊敬します。

若い頃の愛なんて…
恋愛なんて…今思うと、薄っぺらいと正直思います。

馬鹿かもしれませんが
蟻十匹すら
言わない舅が(笑)
ありがとうと
言われた時は涙が出ました。
だから
蟻十匹は
まだ素晴らしいほうですね(笑)
蟻はよく働きますし努力家の証
なかなか舅も努力家でしたから
強い人だったから、心から
言えないものです。

こればっかりはね〜
(笑)
言ったら、負け!みたいな性格でしたから。大正100年の現在大正7年生まれの舅には心理学はもう経験で理解していました。人は老いても、成長しつづける。
それを知りました。

破壊や死に向き合うと…人生に
なにをやって
なにをやれてないか
はっきりわかる瞬間と気持ちになります。
その時

全てが
がらっと変わります。。